アダルト・アドバンス83s級<参加4名>
優勝:大類 宗次朗(SKアブソリュート)
準優勝:仲間 竜也(GRABAKAジム)

 肉体的に見ても、他の参加者を圧倒する大類宗治朗。パンクラス・ゲート、DEEPフューチャーキング・トーナメント、ZSTジェネシスバウトでキャリアを積んできた彼は、まず準決勝でベテラン柔術家の上村彰(パラエストラ東京)から、アームロックで一本勝ち。続く準決勝第2試合では、テイクダウンに強さを見せる仲間達也が、大櫃達也(空柔拳会館)をパス、3−0で下す。決勝の大類と仲間は、昨年10月にパンクラスで対戦しドローに終っている。立ちレスリングが続いたこの試合。終盤に、テイクダウン狙いが崩れながらも、亀になって逃げようとした仲間から、すかさずバックマウントを奪った大類が、そのまま3−0逃げ切った。






アダルト・アドバンス94s級<参加2名>
優勝:秋元 駿一(和術慧舟會)

2名の参加となった94s級。秋元駿一にスタンドでバックを取られた鶴巻信洋(ティアゲネス)がアームロックを狙う。腕がロックされた状態で、秋元がバックスープレックス。頭部から肩にかけて落下した鶴巻をすかさずアームロックに極めた秋元が勝利した。この一戦で負傷した鶴巻は、オープン・クラスへの参加を取りやめている。




アダルト・アドバンス オープン<参加6名>
優勝:マテウス・イリエ・ネキオ(PUREBRED大宮)
準優勝:秋元 駿一(和術慧舟會)

鶴巻の欠場により、参加人数が6試合になったことが、マテウスに有利に働いた。初戦の藤山浩隆(アカデミアAz)をジャッジ判定で下したマテウス。決勝戦の相手は、秋元も初戦の仲間達也戦を3−3から、準決勝の同門・村田卓実戦でもジャッジ判定で勝利。1試合少ないマテウスは、軽量を割り引いておつりが来る動きで、常に先手を奪い試合をリードした。最後はポイント15−0から、一発、スラムで逆転を促す秋元のセコンドをヨソに、マテウスはしっかり十で十字を極めて勝利。試合の序盤にスラムに叩きつけられながらも、果敢に腕十字を狙ったマテウスの根性勝ちでもあった。







女子アダルト・アドバンス65s級<参加2名>
優勝:竹下嘉奈子(慧舟會東京本部)

玉井敬子(巴組)ことたまちゃんと対戦した竹下。女子総合のなかでも、その組み技の技術で頭角を表している彼女が、バックマウントからフェースロックを極め、玉井に快勝した。




女子アダルト・アドバンス71s級<参加2名>
優勝:高橋洋子(巴組)

果敢にグラップリングの挑戦した高橋洋子が、ノーギ撫子ADCCマッチ・オープンクラスで優勝した林美香(レンジャー品川)。スピードで勝る高橋が、林を圧倒。最後は仰向けになって足を伸ばす林から、プロレス技であうSTFの要領で首を締め上げ、タップを奪った。




女子アダルト・アドバンス オープン・クラス<参加4名>
優勝:高橋洋子(巴組)

女子アダルト・アドバンスに参加した4名が全員参加したオープン・クラス。竹下と対戦した高橋は、寝技で攻め込まれるシーンも見られたが、体力の違いを見せつけ、終盤はバックをキープ。2−2ながら、ジャッジ判定で決勝戦進出を決めた。もう一つの準決勝では、ここでも林がパワーの違いを見せつけるような腕十字で玉井から一本勝ち。決勝戦は、林のギロチンを外した高橋が、アームロックを極めて二階級制覇を達成した。





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